病気にならないための取り組み

予防医療とは、病気になることを防ぐ医療のことを指し、健康の促進や維持などを目的とした医療行為です。業務内容は、患者の健康状態や生活環境を考慮して、一人一人に合った生活習慣上のアドバイスをして健康を維持したり、健康体を目指したりします。

予防医療には3つの段階が設けられており、それぞれの段階によって患者に提供する予防医療は異なります。例えば第一段階としては、食生活や運動習慣などの生活習慣の改善、ストレスの解消が予防医療とされ、これには予防接種を受けることも含まれます。第二段階は健康診断や各種検査などで、早期発見や重症化を防ぎます。そして第三段階は罹患した際の治療や進行防止、回復や病気の再発の防止などです。

これらの予防医療には看護師も携わりますが、健康医療コーディネーターという資格を取得すれば、看護師としてのキャリアアップが望めます。資格取得に必要なのは、2日間によって行われる研修会に参加することで、そこでは三大疾患である脳梗塞や心疾患、ガンの基本的な知識や情報、歯や食が健康に与える影響や生活習慣病など、様々な内容を学ぶことができます。そして、2日目に認定審査を受けて終了です。

定員数に限りがあり、受講料や認定料を支払う必要がありますが、この資格を取得すれば患者へ直接予防医療のアドバイスをすることが可能となります。そのため、介護施設や社内健診、食育や健康相談など仕事の場が広がり、看護師としての成長も期待できるでしょう。